フランス・パリのノートルダム大聖堂は、壊滅的な火災から5年で再建を終え、12月7日に再開した。フランスのマクロン大統領の招待により、アメリカの次期大統領ドナルド・トランプ氏やウクライナ大統領ゼレンスキー氏を含む50人以上の国家首脳や政界の要人がこの盛大な式典に参加した。
860年の歴史を誇るこの中世の大聖堂は、2019年の火災の後、5年の再建期間を経て、昔日の輝きを取り戻し、12月7日の夜に華やかな再開式が行われた。
世界中から50人以上の国家首脳、政界の要人、貴賓が式典に招待された。アメリカのドナルド・トランプ次期大統領とウクライナのゼレンスキー大統領も含まれている。アメリカのジョー・バイデン大統領は妻のジル・バイデン氏を代理として出席させた。
鐘の音が響く中、牧師たちが大聖堂のアーチ門前に列を作った。
ローラン・ウルリッヒ(Laurent Ulrich)パリ大主教が「聖母」に新しく修復された教堂の扉を開くよう呼びかけ、司教杖で扉を3回叩いた。
扉が開かれると、オルガンが「再び甦り」、子供たちの聖歌隊の歌声が響く中、ウルリッヒパリ大司教は式典的に、扉を開いて聖堂に入った。その後、パリ・ノートルダム大聖堂教区の神父、フランスのマクロン大統領やその妻ブリジット氏、さらにパリ市長のアンヌ・イダルゴ氏が続いて入場した。
丹念に修復されたパリ・ノートルダム大聖堂は、新しい尖塔や肋骨状の天井、飛び梁、石刻の彫像によって、昔日の厳粛さと輝きを取り戻した。
12月7日の再開に合わせ、フランスのマクロン大統領は、エリゼ宮でアメリカのトランプ次期大統領を迎えた。これはトランプ氏の大統領選挙勝利後の、初めての外国訪問となった。
トランプ氏は「ここに来ることができて光栄だ。私たちは共に美しい時間を過ごし、防御と攻撃の両面で、多くの成功を収めた。非常に成功的だった。今振り返ると、世界は確かに少し狂っているようだ。この点について議論する予定だ」と述べた。
マクロン大統領はトランプ次期大統領とウクライナのゼレンスキー大統領を招待し、共同で会見を行うことを提案した。また、ノートルダム大聖堂の再開が、国際的な外交の舞台なるということを示した。
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