12月2日昼ごろ、安徽省合肥市でセメントタンカーが横転し、隣を走っていた自動車を押しつぶす事故が起きた。
押しつぶされた自動車の損傷はひどかったが、その損傷した車のドアの隙間から手の指がわずかながら覗き、助けを求めていた。
その後2台のクレーンが現場に到着し、横転したセメントタンカーを持ち上げ、車内の男性はようやく救出された。
救助された男性は死なないにしても、重傷を負っているだろうと誰もが思っていたのだが、本人はどこからどう見てもいたって元気な様子だった。
その証拠に、救急隊員によって担架に乗せられても、携帯電話をさわっていたのだ。
現地公安当局によると、横転したセメントタンカーに押しつぶされた自動車の車内にいたのは運転手1人、軽いケガを負ったが命に別条はないという。
中国のことわざに「大難不死、必有后福(大きな災難に遭ったとしても、死ななければ、後には必ず幸せがやってくる)」というのがある。
今回のような奇跡的生還を果たした男性のニュースにも、「大難不死、必有后福」のコメントのほか「あの男性が助かったのはきっとそのご先祖様がよく徳を積んでくれたんだよ」といった声も多く寄せられた。
「常に危険が隣り合わせの中国で生き延びるには、自分もたくさんの徳を積まなくては」といった反省と決意の声も少なくない。
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