小池都知事 都議会で「週休3日」や「部分休暇」の導入を進めていく考えを示す

2024/12/04
更新: 2024/12/04

東京都議会第4回定例会が3日に開会し、小池百合子都知事が所信表明を行った。小池都知事フレックスタイム制を活用した「週休3日」や、「部分休暇」の導入について、都庁で来年度から進めていく方針を表明。複数のメディアが報道した。

NHKによると、小池都知事は所信表明で「女性活躍は我が国の積年の課題だ。女性活躍の輪を日本全体に広げるプロジェクトを大々的にスタートさせる」と述べた。

女性の活躍推進を目指していく他、都職員の人材確保につなげていく狙いがあると見られる。

毎日新聞によると、現在東京都では4週間の総労働時間を155時間と定めており、その中で仕事の始業と終業の時間を選択できるフレックスタイム制度を一部職場を除き導入している。同制度では4週間に1度を限度に平日を週休日にすることができるが、来年4月からは1週間に1回に拡大する。

朝日新聞によると、都は小学1~3年生の子供がいる職員を対象に、勤務時間を短縮できる部分休暇の導入も進めていく。小池都知事は本会議後、記者団の取材に対して「まず隗(かい)より始めよということで、都庁から色んなことを始めていきたい。女性活躍のモデルを確立して様々な地域で広げていっていただければと思う」と述べた。

制度導入により、都職員のワークライフバランスの向上や、多様な働き方の実現が期待される。また、東京都が率先して新しい働き方を導入することで、民間企業への波及効果も見込まれる。

 

エポックタイムズ記者。大学では地理学を専攻。主に日本の時事について執筆しています!