トランプ次期大統領 マスク氏、ラマスワミ氏を政府効率化省トップに起用へ

2024/11/13
更新: 2024/11/13

トランプ次期大統領は12日、イーロン・マスク氏と、トランプ氏と共和党候補指名を争ったビベック・ラマスワミ氏が、今回新設される「政府効率化省(Department of Government Efficiency)」のトップに就任すると発表した。同省は行政効率向上、省庁間の無駄削減、規制緩和を目的とする政府外の機関だ。

声明でトランプ氏は、「偉大なイーロン・マスク氏が、愛国者ビベック・ラマスワミ氏と共に政府効率化省を指揮することを嬉しく思います。彼らの尽力により、我が政権は官僚組織の解体、無駄な規制の削減、不要な支出のカット、重要な連邦機関の再構築を実現し、『アメリカ再生』の動きを強化していくでしょう」と述べた。

さらに、トランプ氏は、新設の政府効率化省が「これまでにない起業家精神に基づく政府の運営を打ち立て、ワシントンに衝撃を与えるだろう」と期待感を示した。政府効率化省は政府外からの助言や指導を行い、大規模な構造改革を進めるため、ホワイトハウスや管理予算局と協力する役割を担うとされる。

トランプ氏は、「マスク氏とラマスワミ氏が、効率を重視して連邦の官僚組織に変革をもたらし、同時に全米の人々の生活をより良くしてくれることを期待しています」と述べた。また、「年間6.5兆ドルにのぼる政府支出における巨大な無駄と不正を一掃することも重要な課題です。彼らはアメリカ経済を解放し、政府を『人民による政府』として取り戻すために尽力するでしょう」と強調した。

政府効率化省は2026年7月4日までに「小さな政府」を実現するための活動を完了する予定である。

オーストラリアを拠点とするエポックタイムズ記者。