投票箱放火の犯人は「熟練した金属加工業者」の疑い さらなる犯行の可能性も

2024/10/31
更新: 2024/10/31

米オレゴン州ポートランドの警察当局は30日、オレゴン州とワシントン州の投票箱に放火した疑いのある男は金属加工業者で、さらなる犯行を計画している可能性があると表明した。

ポートランドの警察当局の広報担当者は、容疑者の男は「金属加工と溶接の豊富な経験」を持っていたと述べた。

そのうえ、「容疑者がこの地域で標的を絞った犯行を今後も続ける可能性が非常に高いと考えている」との見方を示した。

当局によると、容疑者は白人で、年齢は30~40歳、薄毛または非常に短髪。警察は以前、防犯カメラの映像に、容疑者が黒または濃い色の「ボルボS-60」を運転している姿が映っていたと述べた。

この車両にはフロントナンバープレートが付いていなかった。

警察当局は、容疑者が今月オレゴン州とワシントン州で起きた3件の放火事件は関連性があるとみている。

28日、オレゴン州ポートランドで投票箱1個から出火した。投票用紙が入った3つの封筒が燃え、当局は投票した有権者に対し、再度投票用紙を受け取れるよう連絡した。

オレゴン州での出火のおよそ30分後、約25キロ離れたワシントン州でも、投票箱が燃えていると通報があり、当局が消火したが、投票用紙が入った100以上の封筒が燃えたとみられる。

関連特集: アメリカ社会