27日夕方、高速鉄道の路線が多いことで知られる南京地下鉄の駅「南京南駅」は乗客でごった返していた。理由は、高速鉄道列車の大規模な遅延、公式には「技術的な故障」と公表されている。
設備故障があったと公表された時間は27日17時17分ごろだ。それから4時間経った同日21時50分時点でも、南京南駅経由の一部の列車にまだ遅れが出ていた。
駅で足止めを食らった乗客らの悲鳴は中国SNSにあふれ、関連話題はトレンド入りした。
「高速鉄道の列車は全部遅延! 平均1時間遅れだ!」
「足の踏み場もない!」
「まるで旧正月の連休の帰省ラッシュのようだ」
「こんな衝撃的な遅延現場ははじめてみた!」
「乗務員に訳を聞いたら『高速鉄道の信号問題が原因』と言われたよ」
なかには、「日本やドイツなど外国からの部品供給が減らされているんだ、今後もこのような故障はもっと頻発するんだろうな」と分析し、悲観するユーザーも多い。
近頃、中国の高速鉄道の故障が頻繁に起きている。今月7日は鉄道「長沙南駅(湖南省長沙市)」で、5月26日には「荘橋駅(浙江省寧波市)」などでも設備故障による列車の遅延が起きていた。
(現場の様子、2024年10月27日、「南京南駅」)
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