[6日 ロイター] – パレスチナ自治政府のアッバス議長はロシア通信(RIA)とのインタビューで、イスラム組織ハマスのハニヤ最高指導者暗殺はガザ紛争を長引かせるためのものであり、危機解決に向けた協議を複雑化すると批判した。
ロシアのプーチン大統領と中東における危機について協議する考えを明らかにした。RIAは外交筋の話として、アッバス氏が12日から14日までロシアを訪問すると伝えた。
「ハニヤ氏暗殺の目的は、戦争を長引かせてその範囲を拡大することであることに疑いの余地はない」と述べ、「侵略を終わらせ、イスラエル軍をガザから撤退させるために進められている交渉に悪影響を及ぼす」と指摘した。
「われわれはこれを卑劣な行為であり、イスラエル政治における危険な展開だと考えている」とし、「イスラエル占領当局は、その野心を放棄し、われわれの国民に対する攻撃的な行動をやめ、国際法を順守し、アラブ和平イニシアチブを実行すると共に、即時かつ永続的な停戦を実現し、ガザ地区から撤退する必要がある」と強調した。
ガザの統治について、「一時的な解決策を提供するイスラエルの計画に強く反対する」と述べ、正統なパレスチナ当局の管理下に移されなければならないとの認識を示した。
プーチン氏との会談では、地域の和平プロセスについて話し合い、立場を調整する予定だと語った。
「(ロシア)訪問の主な目的は、パレスチナと国際舞台における最新の出来事について意見交換し、立場を調整し、あらゆる分野で相互関係を強化することだ」と説明した。
アッバス氏は14─15日にトルコを訪問する。
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