中国 「中国製EV買って後悔する人が増えている」

中国製EV 衝突した後炎上 扉開かず運転手死亡

2024/07/19
更新: 2024/07/19

最近、中国国内では、中国製EVが炎上すると言う事件が多発している。今回は扉がロックされて開かず、運転手が車内で死亡するという痛ましい事件が起きた。

事件は今月17日、四川省成都市の路上で起きた。その一部始終を捉えた監視カメラ映像がネットに流出している。

事故現場の様子(SNSより)

 

動画のなかには、猛スピードで暴走する車が街路樹をなぎ倒しながら、ガードレールに衝突して停車する様子を記録していた。

(ガードレールに衝突して停止する様子)

 

別の動画で、この車はフロント部分が大破して黒煙を上げながら炎上しており、道路には辺り一面、車の破片が散乱している。ドアが開かないため、複数の市民がハンマーなどの道具を使って懸命に扉をこじ開けて中にいる人を助けようとしている。

撮影者によると「車内にいた運転手は焼死した」という。

(炎上する車の扉をこじ開けようとする市民たち)

 

「EV購入して後悔」

中国当局が巨額の補助金を支給し、海外への中国製EVのダンピング輸出が急拡大している。一方で、中国製EVをめぐる安全性に関わるトラブルが相次いでおり、中国国内では中国製EVを購入して後悔する人が増えている。

米経営コンサルティング会社マッキンゼー・アンド・カンパニーが今年3月に公表した報告書によると、「2023年、中国製EVのオーナーのうち22%が、EVを購入したことを後悔している」という。2022年ではわずか3%だった。

 

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李凌
エポックタイムズ記者。主に中国関連報道を担当。大学では経済学を専攻。カウンセラー育成学校で心理カウンセリングも学んだ。中国の真実の姿を伝えます!