沖縄県名護市辺野古における普天間飛行場の移設作業が進む中、7月5日、木原稔防衛大臣は杭打ち試験の継続を明言した。防衛省は護岸工事に先立って必要な措置と位置づけている。
沖縄県の玉城デニー知事は、7月3日に鬼木誠副大臣に対して普天間飛行場の移設作業である杭打ち試験の中止を正式に要請した。防衛省は7月1日から開始された杭打ち試験の継続を決定している。
試験は実際の工事に先駆けて施工手順の確認と効果測定を行い、終了後には打ち込まれた鋼管杭は撤去される計画だという。防衛省は試験は護岸工事の前準備として必要であるとの立場を強調している。
防衛省は沖縄防衛局と沖縄県との間で昨年9月から実施設計協議を進めていた。杭打ち試験については協議の対象外としながらも、引き続き地元との適切な対話と調整を進める方針を示している。
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