「中国食品=危険」は常識である。またしても中国食品の危険性が浮き彫りになる「事件」が起きた。
今月12日、中国浙江省義烏市の餃子専門店で出された「餃子(豚肉あん)」の中から長さ3、4センチもある注射針が出てきたことがわかった。
中国メディア「大皖新聞」14日付によると、問題の餃子を食べていた5歳児が突然泣き出し、なかなか泣き止まなかったことを不審に思った母親が子どもの口の中をチェックしたところ、なんと、子どもの前歯の当りから注射器の針先が出てきたという。
「出てきた針は太くて尖がっている、豚に注射するときに使用するものだろう」と考えた母親は、「針先にウイルスや細菌が残っていないか」ととても不安に感じた。食べた物のなかから注射針がでるなど、子どもの心理にも悪影響が大きく、トラウマになりかねない。
「事件」発生から約1時間後、店長がようやく現場に駆け付けた。なぜ針が出てきたのか、その理由について、店長は「こちらとしても初めてそのようなことが起きたが、おそらく豚に予防接種をする際に折れて体内に残留したものだろう」「店の餃子あんは全て自分(店長)がつくっているが、製作時には発見できなかった」と主張。
この大事件は15日、中国SNSのトレンド入りし、店長の主張に反発する声が多く寄せられている。
「餃子の中から針先が出てきたなんて、怖すぎる」といった不安の声とともに、「絶対『注水肉(水増し肉)』だ、肉に水を注入する時に針先が折れたのだろう」「豚が生前ワクチン接種された時に暴れて折れたものかもしれない」といった推測が圧倒的だった。
なお「注水肉(水増し肉)」とは中国人であれば誰もが知る「食肉偽装」のなかでも、最も基本中の基本。要するに、より儲かるために、肉の中に注射針を使って水を打ち込んで人口的に肉のかさを増やす悪どい手口だ。
先月にも、同国江蘇省南京市のスーパーマーケットで購入した「スペアリブ」のなかからも「折れた注射針」が出てきた。被害を受けた女性は口に刺さり負傷している。
この女性が問題の肉を購入したのは、中国500以上の都市で約1千店舗を展開する中国のスーパーマーケット大手の「永輝超市」だった。
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