30日、「中国の高速鉄道の座席カバーの交換は半年に1回」のトピックスは中国SNSのトレンド入りし、物議を醸している。

中国のネットユーザーからは「高速鉄道の席は高いくせに汚い、乗りたくない」といった不満が噴出している。

中国の高速鉄道の事情は「文明国」日本とだいぶ異なり、とにかく野蛮行為や迷惑行為が多いことで有名だ。

伝統文化を破壊され、道徳が低下した中国人のなかには、他人に迷惑をかけることなど気にもしないという人が残念ながら少なくない。

靴のまま前の座席に足を載せたり、なかには、子どもが座席の上で糞便をするケースも。「迷惑をかけられた」と、乗客同士のトラブルが殴り合いの暴力事件に発展することもしばしばニュースになっている。

このほど、「高速鉄道の座席が汚い、カバーは破損していてズレ落ちてるし、中身が黄色くなっている」という中国SNSの投稿が猛拡散されて話題になった。

投稿者は座席の清掃やカバー交換の件について高速鉄道のお客様センターにまで問い合わせており、それによると、「座席カバーの交換時期は特に決まっていない」という回答が返ってきたという。

「高速鉄道の席が汚い」ということに関しては、多くのユーザーが賛同している。なかには、「この前高速鉄道に乗ったら座席に糞便があった。鉄道員を呼んだが相手にされなかった、しょうがないから私は8時間も立ったよ」といった「忘れられない」体験について明かすユーザも少なくない。

ネット上で不満と罵声が溢れかえるなか、中国国内の高速鉄道の運営を担う「中国国家鉄路集団有限公司」は30日、公式SNSを通じて次のように回答。「一般の座席カバーの交換サイクルは180日」ーー。

「180間に1回交換する」の公式回答をめぐって、世論はまたしても不満が噴出。

「半年に1回だと？　長すぎない？　半月に1回は交換しろよ」

「180日と聞いて、もう高速鉄道に乗る気失せた」

「料金は上がったのに、質はちっとも変わらないじゃないか」

「高いくせに、汚い」