5月7日、米国のトランプ前大統領が、ニューヨークで口止め料に関する訴訟に再び姿を現した。下院議長のマイク・ジョンソン氏は、「トランプ氏への継続的な訴えは、政治的な意図を持っている。この法的闘争は、米国の法の支配に対する脅威となっている」と非難した。 

7日、トランプ前大統領はニューヨークの裁判所に到着し、口止め料に関する事件の審議に出席した。 

トランプ前大統領：「これは極めて不公平な裁判だ。しかし、彼らが何の証拠も持っていないことが救いだ。ありがとうございます」 

トランプ氏は8年前にポルノ女優ストーミー・ダニエルズに13万ドルを支払い、二人の不倫関係を隠蔽するために商業記録を改ざんした疑いを持たれているが、トランプ氏はこれを否認している。 

同日、ダニエルズ氏も証人として法廷に召喚された。 

下院議長のジョンソン氏（Mike Johnson）は7日の記者会見で、トランプ氏への告発が政治的な動機によるものだと指摘した。 

下院議長ジョンソン氏は：「米国の人々は、真実を見抜いている。トランプ氏が何も悪いことをしていないにもかかわらず、絶えず法的な攻撃を受けていいる。これはもはや止めるべき時だ」「議会はこの問題に全力で取り組むだろう。なぜなら、適切な責任追及が求められているからだ」「最も重要なのは、トランプ氏が再び選挙に出馬するかどうかということではなく、これは我々の司法システムに対する国民の信頼に関わる問題だということだ」 と述べた。

「口止め料」に関する裁判は、3週間前に開始された。ある分析家たちは、民主党のリベラル派が、トランプ氏への法的な圧力を強めすぎているため、その結果、反発を招く可能性があると指摘している。 

最新の米国の主要な世論調査結果によると、トランプ氏の全国的な支持率は、バイデン氏を1.1ポイント上回っていることが明らかになっている。さらに、トランプ氏は「スイングステート」と呼ばれる重要な7州でもバイデン氏をリードしている。