5月3日早朝、ロシア警察による法輪功学習者の家宅捜索が5件あった。「望ましくない組織」のために活動した疑惑で、4人が拘束された。ロシアの主要メディアが報じたが、法輪功に関して、中国共産党による誤った情報をそのまま流している。
法輪大法情報センターの張而平氏は次のように語っている。「今日、法輪功は世界100か国以上で自由に修煉され、歓迎され、祝福されています。共産主義の中国だけが法輪功学習者を悪者にし、迫害しようとしています…単に瞑想し、法輪功の教えを学び、『真・善・忍』の理念を日常生活に取り入れようとしているだけで、ロシア当局が法輪功学習者を逮捕するとは、あまりにもひどいことです」
「私たちはロシア当局に対し、中国共産党からの水面下での圧力に抵抗し、自国民の権利と自由を守るよう要請します。同時に、米国をはじめとする民主的な政府に対し、不当に拘束された法輪功学習者たちの即時釈放を求めるように要請します」
拘束者の1人であり、モスクワで法輪功の煉功グループの連絡先となっていたナタリア・ミネンコワ氏に関して、ロシアのメディアは「セクトの指導者」とし、ロシア刑法284条第1項「外国または国際的な非政府組織の活動を行うこと」に対する規制に基づき逮捕されたと伝えている。過去にロシアでジャーナリストや市民団体の取り締まりのために適用された条項である。ミネンコワ氏は5月4日に出廷する予定である。他の3人の学習者は証人として拘束されているという。
ロシアでの人権は広汎に悪化している。2002年に制定された「過激主義」に関する法律は、広範で曖昧な解釈により言論や信仰の自由を脅かす可能性があると批判されてきた。この法律が適用された顕著な事例として、2008年8月、地方裁判所が、法輪功の主要な書籍『転法輪』などいくつかの法輪功関連資料を「過激派文献」と裁定したことが挙げられる。さらに2020年7月、ロシア検察庁は7つの法輪功関連の団体を「望ましくない」としている(関連英語記事)。
ロシア政府による最近の法的行動として、2022年2月、9人の法輪功学習者が「米国務省の諜報員」として起訴された(関連英語記事)事例、2024年4月のピャチゴルスクの住民が法輪功について話したことで裁判にかけられている事例が挙げられる。今回の逮捕に伴い、ロシアのメディアは法輪功に関する虚偽の説明をそのまま報道している。
張而平氏は次のように指摘する。「世界では、法輪功学習者は個人の穏やかな精神修養のために歓迎され、しばしば称賛されています。このような全く不当な行為によって、ロシアは不幸にも中国と肩を並べて法輪功を弾圧する国となりました。この前例のない弾圧は、基本的人権の重大な侵害です」
「法輪大法情報センター」は、ミネンコワさんの裁判を含め、この記事の進展を引き続き追って報道して参ります。お問い合わせは contact@faluninfo.net (英語のみ)まで。
英語原文:https://faluninfo.net/urgent-appeal-four-falun-gong-practitioners-detained-in-russia/
※Falun info(法輪大法情報センター)ウェブサイトから転載
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