1日未明、中国広東省梅州市にある「梅龍高速道路」で路面の一部が崩落する事故があった。
この事故により、路面はおよそ18メートルにわたり崩れ、少なくとも車両20台以上が崖下に転落し、事故に巻き込まれた54人のうち24人の死亡(1日午後時点)が確認されたと報じられている。このほか、負傷者は30人。
SNSには事故発生時の悲惨な現場映像が相次いで投稿されており、そこには穴に落ちた後に爆発炎上する車、黒焦げに燃え残った車の残骸、宙に浮いた状態のガードレールなどの様子が映し出されている。
また、被害については、「車両20台が陥没によってできた穴のなかに転落し、24人が死亡」と発表されているが、中国共産党当局は一貫して重大事故の真相を隠蔽してきたため、「今回の事故による死傷者数は当局発表よりはるかに多いのではないか」と疑問視する声も少なくない。
実際に、中国のネット上には「事故が起きた高速道路を通る予定で、崩落事故の後連絡がとれなくなった家族」について情報提供を求める投稿も少なくない。
しかし、情報提供を求める投稿のほか、市民が投稿した事故関連の動画や画像、文章はネット検閲に遭っており、当局は「公式発表」と一致しない声の封殺に躍起になっているようだ。
「約1年前にも同様の事故が起きている」という、同高速道路(開通して10年足らず)の品質問題を含め、ネット上では「当局の管理不行き届き」を非難する声が殺到している。
中国ではこの日(1日)からの大型連休が始まったばかりだった。
(2024年5月1日未明、中国広東省梅州市の高速道路が陥没する事故があった)
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