3月21日、日本政府は、モンゴルにおける雪害被害に対し、同国政府からの要請を受け、国際協力機構(JICA)を通じ、緊急援助物資(毛布、ポリタンク、発電機等)を供与することを決定した。
モンゴルでは、2024年1月頃以降に襲来した雪害により、死者を含む多数の被災民と物的被害が生じ、同国の牧民にとって死活的な生活基盤である家畜が大量に死亡した。モンゴル政府及び国連によると、3月19日時点で、死者13人、避難世帯201世帯(約1000人)、被災世帯総数14.5万世帯(約72.5万人)に上っているほか、家畜480万頭が死亡している。
日本とモンゴルは自由、民主主義、法の支配といった普遍的価値を共有する戦略的パートナーである。木原稔防衛相は27日の記者会見で、モンゴルと日本は自由、民主主義、法の支配といった普遍的価値を共有していると指摘。中露の間に位置する民主主義国家として、モンゴルの戦略的重要性を強調した。
今回の緊急援助は人道的観点及びモンゴルとの友好関係に鑑み、被災者の方々を支援すべく緊急援助を行うこととしたものだ。
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