米議会のマイク・ジョンソン下院議長と上下両院超党派指導部は4日、岸田文雄首相宛に、4月11日に連邦議会合同会議で演説するよう国賓待遇で招待する書簡を送った。
招待は岸田首相の来月の訪米に合わせたもので、4月10日にはバイデン大統領とホワイトハウスで会談する予定だ。議会演説はオバマ政権時代の2015年の安倍元首相以来、9年ぶりとなる。
書簡は、共和党のジョンソン下院議長と上院のマコネル院内総務、民主党下院のジェフリーズ議員、上院のシューマー各院内総務の連名で出された。
ジョンソン議長は書簡のなかで、世界的な脅威が平和と繁栄を危険にさらしていると指摘し、「国防と民主主義へのコミットメントを共有することは、将来の安定と安全につながる」と訴えた。
さらに「米国と日本の永続的な関係は、善の力であり、繁栄につながってきたことを証明した」とも強調した。
招待について、林芳正官房長官は5日の記者会見で「国際社会がさまざまな課題に直面するいまこそ、日米の固い結束が重要」と強調。首相の公式訪問は「日米の緊密な連携を一層深め、強固な日米同盟を世界に示すうえで大変有意義」と述べた。
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