上川大臣 太平洋島嶼国の外相らと6つの会談

2024/02/12
更新: 2024/02/12

 

太平洋・島サミットPALM)第5回中間閣僚会合出席のため、上川外務大臣は、マーシャル諸島外相、クック諸島外相、パラオ外相、ブラウン・バヌアツ共和国外相特使、ミクロネシア外相、ヘンリー・プナ太平洋諸島フォーラム(PIF)事務局長とそれぞれ会談を行った。

世界が歴史の転換点にある中、法の支配に基づく自由で開かれた国際秩序を維持・強化し、人間の尊厳が守られる世界を確保していく必要があると述べた。また、太平洋島嶼国地域を巡る状況変化を踏まえつつ、各国のニーズに寄り添いながら、太平洋島嶼国との協力を強化していくことの重要性について話した。

各国と本年開催予定のPALM10に向け、緊密に連携していくことで一致した。

その後、(PALM)第5回中間閣僚会合出席者との懇親を深めるために、夕食会に参加した。

夕食会で上川大臣は、就任以来の外交活動や、水問題、法の支配、女性・平和・安全保障(WPS)、人材育成・人的交流などの太平洋島嶼国が関心を有する分野を例として、日本の取組みに触れつつ、様々な分野で協力して、取組みを進めていきたいと述べた。PIF加盟国・地域の出席者からは、こうした取組の重要性を共有し、地域が抱える課題に協力して対応していきたいと発言した。

参加者は、和やかな雰囲気の中、日本と太平洋島嶼国・地域との幅広い関係について意見を交わした。

 

清川茜
エポックタイムズ記者。経済、金融と社会問題について執筆している。大学では日本語と経営学を専攻。