恐怖の瞬間! 武漢長江大橋で、ワイヤロープの氷塊が車に落下=中国 武漢

2024/02/08
更新: 2024/02/08

今月7日、湖北省の気温が上昇したため、武漢長江大橋のワイヤロープに積もっていたが解け、棒状の氷塊が橋を走行する車両に落下する事故が起きた。多くの車両がこの被害に遭っており、負傷者も出ている。

ネット上に流れている現場動画のなかには、大きくて重い「氷の棒」が高所から車両めがけて降ってくる恐怖のシーンが捉えられていた。一部の車はこの氷の棒が直撃して、フロントガラスに穴が開くなどの被害を受けた。

被害の拡大を受け、この日の午後、武漢長江大橋は一時閉鎖されている。

今月3日以来、湖北省は大雪と雨に見舞われた。時はちょうど旧正月(春節)の帰省ピークに重なるため、付近の高速道路は雪の影響で数百キロに及ぶ渋滞が発生した。

積雪と路面氷結により、一部の区間では通行が完全にマヒしたため、故郷を目指す多くの車が高速道路上で立ち往生している。食料も水もなく、3日間以上も高速道路に閉ざされた市民からは、救援を求める大量のメッセージがSNS上に発信された。

7日になって、ようやく気温が少し上がったが、武漢の高速道路では依然として渋滞が続いている。

(武漢長江大橋のワイヤロープに積もっていた雪が解け、棒状の氷塊が車両に落下する事故が起きた)

李凌
エポックタイムズ記者。主に中国関連報道を担当。大学では経済学を専攻。カウンセラー育成学校で心理カウンセリングも学んだ。中国の真実の姿を伝えます!
鳥飼聡
二松学舎大院博士課程修了(文学修士)。高校教師などを経て、エポックタイムズ入社。中国の文化、歴史、社会関係の記事を中心に執筆・編集しています。