木原防衛大臣は23日の記者会見で、オスプレイの飛行再開のめどは立っていないと明かした。
昨年11月に、鹿児島県屋久島沖で米海軍のオスプレイが墜落して乗員8人全員が死亡した事故が起きた後、米軍は12月から世界に配備しているすべてのタイプのオスプレイの飛行を停止している。
木原大臣は、「ボイス・レコーダーやフライト・データ・レコーダーを含む機体の大部分が回収され、米側で所要の分析や調査は現在も行われている」と伝え、「調査結果をまとめる時期や運用再開のめどについては、現時点においては予断をもって答えるのは困難だ」と述べた。
1月18日には、松本防衛大臣政務官が屋久島町役場を訪れ、捜索、救助と回収活動に協力したことに対して、感謝の意を伝えた。町長は事故の再発防止などを求める木原大臣宛の要望書を提出した。
要望に対して、大臣は、「オースティン長官は米国防省の関係部署に対し、日本政府との事前調整なしに、日本国内のオスプレイを運用させることなく、運用前には、必ず日本政府と調整を行うよう指示した」と答えた。
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