中国共産党(中共)の首魁・習近平は今月15~17日に、米サンフランシスコで開催されるアジア太平洋経済協力会議(APEC)に出席する。
習近平の訪米に合わせ、米国をはじめ海外にいる中国の民主活動家や人権活動家など、多くの団体が習を「熱烈に出迎え」ている。
11月14日(現地時間)9時頃、六四天安門事件当時の学生リーダーで、今も米国で民主運動を続ける組織「人道主義中国」の代表・周鋒鎖氏とそのチームは「END CCP(打倒中共)」などと書かれた巨大な横断幕をチャーター機を使って空に掲げ、約1時間後にサンフランシスコに到着すると予測される習近平を「出迎えた」。
チャーター機が空に掲げた巨大な横断幕には「END CCP(打倒中共)」のほか、「FREE CHINA (自由中国)」「FREE HONG KONG(自由香港)」「FREE TIBET(自由チベット)」「FREE WIGGLE(自由ウイグル)」などの英文スローガンが書かれていた。
横断幕を掲げるチャーター機の下方には、同じく「END CCP」と記された白い車があり、車の上には小型の「自由の女神像」が載せられている。
女神像の下には、「中国の良心」と呼ばれる人権弁護士の高智晟氏や「四通橋の勇士」こと彭立發氏など、これまで中共の暴政に立ち向かった勇気ある市民の写真が掲げられている。
高氏も彭氏も、いまだに中共による拘束あるいは監視下におかれており、家族から引き離され、自由を奪われたままだ。
周氏のチームのほかにも、多くの民主活動家がこの日のため、中共代表団が到着する前からサンフランシスコに集結しており、それぞれの方法による中共への抗議活動がすでに始められている。
サンフランシスコの中共領事館の前には「END CCP」を掲げる車列が通過し、習が宿泊を予定しているホテルの前でも抗議活動が展開されている。
抗議行動を組織した一部の民主活動家によると、「今回、抗議するため現場へやってくる人は少なくとも2000人はいる」という。
米国内の中共領事館も、習近平を歓迎するための「サクラ役者」を大量に雇っていることがわかっている。そのため「抗議チームと歓迎チームとの間で、激しい対峙が起きることが予測される」という。
(訪米する習近平に向け、抗議のスローガン「END CCP(打倒中共)」を掲げてサンフランシスコの空を飛ぶチャーター機。その下には「自由の女神像」を載せた車も)
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