11月2日夜、浙江省杭州市で「数珠つなぎで移動する光る未確認飛行物体(UFO)を目撃した」という市民が続出した。
ネットに投稿された関連動画のなかには、連なって夜空を渡る何らか光る物体の姿があった。最初に現れたのは「1つ」だったが、数は徐々に増えて数珠つなぎのようになった後、少しずつ消えていった。目撃者の一人は「消えるまで30秒間ほどかかった」と話している。
「同様の形をした未確認飛行物体を見たのは今回が2回目。前回と違って、今回のは色がカラーだ」と証言する目撃者もいる。
なかには「米スペースX社の衛星通信サービス『Starlink(スターリンク)』の人工衛星ではないか」と疑う声も上がっている。
ただし、この疑惑に対しては「スターリンクとは全然違う。スターリンクはこの未確認飛行物体より小さくて速いし、高度も高いはずだ」と反論するネットユーザーも少なくない。
(11月2日夜、杭州市で目撃された未確認飛行物体、中国SNSより)
過去にも目撃されていた
今年7月14日午後8時40分ごろ(現地時間)、杭州市淳安県の上空でも今回と似たような未確認飛行物体が目撃され、動画に記録されている。最初は山の方から出現した光る点が、徐々に数珠つなぎのようになって一直線になってゆっくりと移動したあと、一つずつ消えていった。
(7月14日午後8時40分ごろ、杭州市淳安県で目撃された未確認飛行物体。中国SNSより)
動画撮影者の女性は「数えてみたが、全部で22個あるよ。何かしら?飛行機かな?」と興奮気味に話していた。そこへ、「宇宙人(外星人)だ。あ、そのうちの1つが、いま光ったぞ」という男性の声も加わった。
このような「スターリンク状」の未確認飛行物体の目撃情報は、杭州に限らず、同じ浙江省の紹興市や温州市、貴州省、湖南省などでも上がっており、ネット上では熱い議論が交わされている。
今年9月、メキシコ議会ではUFOに関する初の公聴会が開かれ、地球外生命体の遺体とする「2つの物体」が公開された。その「身長」は数十センチほど。前後に長いだ円形の頭部を持ち、指の数は3本だった。
ロイター通信によると、披露された2つの小さな「遺体」は2017年に南米・ペルーにある世界遺産「ナスカの地上絵」付近で発見されたもので、約1000年前のものとされている。(関連動画はこちら)
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