[ロンドン 16日 ロイター] – スナク英首相は16日、パレスチナ自治政府のアッバス議長と電話会談を行い、パレスチナ自治区ガザを実効支配するイスラム組織ハマスは一般のパレスチナ人を代表するものでないとの英国の立場を改めて確認した。
英首相府によると、スナク首相は暴力の連鎖を断ち切る取り組みを強化しなければならないとの考えでアッバス議長と一致。英国は「2国家共存」に基づく中東和平を引き続き支持していると表明した。
また、スナク首相は議会で、ガザ地区の人道危機に対応するためにパレスチナ支援を1000万ポンド(1218万ドル)増額すると発表。「パレスチナの人々もハマスの犠牲者だ」とし、「深刻な人道危機に発生対応しなければならない。1000万ポンドの追加支援を行い、全体的な支援を約3分の1上乗せする」と述べた。
欧州連合(EU)の執行機関である欧州委員会も14日、ガザ地区に対する人道支援を現在の3倍の水準となる7500万ユーロ(7880万ドル)に増加させると発表している。
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