新型コロナウイルスのワクチン接種後にがんの発生率が急増しているーー。米名門イェール大学の疫学名誉教授ハービー・リッシュ博士は若年層などに、新型コロナのワクチン接種後に急激に進行する「ターボ癌」が確認されていると警鐘を鳴らした。
イェール大学公衆衛生大学院およびイェール大学医学部疫学・公衆衛生学科の名誉教授を務めるリッシュ氏は、がんの原因、予防、早期診断に幅広く焦点を当て研究を行っている。
リッシュ氏はエポックタイムズの「米国思想リーダー」に出演し、「臨床医は非常に奇妙なことを目にしている。例えば、がんの家族歴のない25歳に結腸がんだ。結腸がんの仕組みの既知のパラダイムからすると基本的にあり得ない。そして、他の非常に若い人たちにも潜伏期間が長いがんが見られる」「なぜこのようなことが起こるのか、そのきっかけがあるはずだ」と述べた。
がんとの闘い
リッシュ氏の見解では、健康な人であれば免疫力があるため、がんと戦うことができるが、免疫機能が低下すると免疫細胞の力が低下し、がん細胞の増殖につながることになる。
「しかし、一部の人はコロナワクチン接種により免疫系に様々な程度のダメージが及ぼされた」とリッシュ氏は言う。
同氏はもう一例として乳がんを挙げた。通常、乳がんは再発する場合、手術後20年後に現れることが多いが、ワクチン接種を受けた女性の場合は、乳がんの再発がより短期間で見られるようになったという。
「これらのがんは、がんに罹患するには若すぎる人々に発生しているため、基本的に、通常のがんの進行と比較して、ターボ癌に指定されている」
「これらのがんの中には非常に攻撃的なものもあり、最初に発見されてから数週間の間に、通常のがんの進行に比べて急激に成長している」とリッシュ氏は付け加えた。
ワクチン接種後の有害事象
リッシュ氏は、公的医療機関がワクチン接種後2週間以内はワクチン接種を受けたと認識しないことについても言及した。公的医療機関はワクチンの効果が現れるのに2週間かかるためとしているが、リッシュ氏によれば、ワクチン接種の数日後に発生した有害事象は「ワクチン未接種の人に現れた健康状態」としてカウントされるという。
しかし、ワクチン接種後の重篤な有害事象は接種後4日以内に発生しており、これらの4分の3は「ワクチン未接種者に起こったもの」として記録されていると、リッシュ氏は指摘する。
パンデミック中に責任者であった意思決定者たちは「パンデミックが始まってからわずか6日で公衆衛生の原則を捨て、呼吸器ウイルスに対して行われるべき正反対のことを行った」とリッシュ氏は述べ、その一例として効果的な早期治療の否定と不必要なワクチン接種を挙げた。
社会へのリスク
リッシュ氏は、ワクチンによる有害事象の個人的リスクは比較的低いとした上で、ひとたびそのリスクが大規模に顕在化した場合、ウイルスよりも深刻な症状を引き起こす有害事象を経験することになる、と警告した。
また新しい変異株に対応したメッセンジャーRNA(mRNA)ワクチンについて、重症化率の低下や感染で得た免疫を考慮すれば、接種する必要はないとの見解を示した。
さらに、新しいコロナワクチンは、製薬会社に代わって政府が推し進めている「ワクチンを売るためのプロパガンダ」だと指摘した。
「私たちは互いに社会的な接触をしながら生活しているため、低レベルの感染症が蔓延する。これは人間の生活の一部であり、私たちはできる限りの治療をし、対応していくべきだ」
ご利用上の不明点は ヘルプセンター にお問い合わせください。