「中国側にも嫌がらせ電話があった」 駐日大使に在日華人が反発「電話なんてつながらない」

2023/09/01
更新: 2023/08/31

福島第一原発処理水の海洋放出開始以降、中国政府の扇動をうけた中国民衆は、連日のように日本の公共機関や企業などに、嫌がらせの抗議電話をかけている。

相次ぐ中国からの迷惑行為について、外務省の岡野正敬外務次官は今月28日、呉江浩(ご こうこう)駐日中国大使を呼び抗議した。これに対し、呉大使は「中国側にも(日本から)嫌がらせ電話が来ている」と反論した。

つまり、呉大使は「在日中国大使館や領事館にも、最近、日本国内から大量の嫌がらせ電話が来ており、通常業務に深刻な支障が出ている」として、日本側の主張に反論するかたちで逆抗議したのだ。

この中国大使の「告発」について、多くの台湾メディアは「自分の悪事をごまかすために、他人を悪人呼ばわりするものだ」と皮肉り、報道をしている。

これについてネット上には、在日華人とみられるユーザーから「そもそも、在日中国大使館や領事館の電話なんて、かけたって永遠につながらない」とする指摘が多く寄せられた。

「日本にいる華人なら、みんな知っていることだ。日本の中国大使館に電話を入れるなんて不可能だよ。そもそも、つながらないんだ」

「運よくつながったとしても、すぐ切られるだけ。大使館と連絡を取る唯一の方法はEメールだが、メールアドレスの設定が適切でない場合、返信も届かない」

こうした在日華人からのコメントには、多くの「イイね!」が寄せられている。

李凌
エポックタイムズ記者。主に中国関連報道を担当。大学では経済学を専攻。カウンセラー育成学校で心理カウンセリングも学んだ。中国の真実の姿を伝えます!
鳥飼聡
二松学舎大院博士課程修了(文学修士)。高校教師などを経て、エポックタイムズ入社。中国の文化、歴史、社会関係の記事を中心に執筆・編集しています。