[カフルイ(米ハワイ州) 14日 ロイター] – 米ハワイ州マウイ島で8日に発生した大規模な森林火災で、死者が96人に達し、いまだに数百人が行方不明となっている中、特に深刻な被害が出た主要観光地のラハイナでは14日も捜索活動が続けられている。
グリーン州知事はソーシャルメディアに投稿したビデオで、少なくとも2200棟の建物が焼失し、その86%が住宅だったと指摘。
「96人の犠牲者が確認された。まだ増えるだろう。胸が張り裂けるようだ」などと語った。
今回の山火事はハワイ州で史上最悪の自然災害であり、96人という死者数は、1918年にミネソタ州のクロケット火災で453人が亡くなって以来、米国の山火事による死者数としては最多。
火災の原因は特定されていないが、米電力会社ハワイアン・エレクトリック・インダストリーズの設備に責任があるとして、既に2件の訴訟が起こされている。同社の株価は14日、一時約40%急落し、2010年2月以来13年ぶりの安値に沈んだ。
ご利用上の不明点は ヘルプセンター にお問い合わせください。