[ソウル 10日 ロイター] – 北朝鮮の金正恩朝鮮労働党総書記は、朴寿日・朝鮮人民軍総参謀長を解任した。また、戦争の可能性を見据えて準備態勢を強化し、兵器を増産し、軍事演習を拡大する必要性を強調した。国営の朝鮮中央通信(KCNA)が10日に報じた。
KCNAは朝鮮労働党中央軍事委員会の会議での内容を伝えたが、朴氏解任に関する詳細には触れていない。
朴氏の後任には、李永吉国防相が任命された。李氏が国防相にとどまるかどうかは不明。
金氏は会議で、兵器生産能力を拡大する目標を設定。ただ、詳細は報じられなかった。金氏は先週、兵器工場を訪れミサイルエンジンや大砲などの生産拡大を求めていた。
KCNAは、地図で韓国の首都ソウルやその周辺を指さす金氏の写真も報じた。
金氏は同国の最新兵器・装備で軍事演習を行い、戦闘準備態勢を維持する必要性も訴えた。
KCNAによると、9月9日の建国75周年に軍事パレードを開催する予定で、会議では準備に関する協議が行われたという。
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