米国の大統領警護隊(シークレットサービス)はエポックタイムズの取材で、昨年ホワイトハウスでマリファナ(大麻)が見つかっていたことを明らかにした。今月初旬にコカインが見つかった事件について、シークレットサービスは犯人を特定できなかったとして捜査を終了しており、一部共和党議員からは批判の声が上がっている。
シークレットサービスによれば、昨年の6月と9月にホワイトハウス敷地内で少量の大麻を発見した。しかし、押収された大麻の量はワシントンD.C.の軽犯罪の告発基準に達していなかったため逮捕者はなく「警官によって回収され、処分された」という。
米連邦法上、個人の使用目的であっても、いかなる量の大麻所持も厳格に禁止されているが、ワシントンD.C.(コロンビア特別区)は56グラム以下の大麻所持を合法化している。
証拠不十分で捜査打ち切り
米ホワイトハウス敷地内でコカインが見つかった事件についてシークレットサービスは13日、証拠不十分のため犯人を特定できず、捜査を終了したと発表した。
コカインが発見された場所に立ち入った可能性のある数百人のリストを作成し、指紋検査やDNA鑑定を実施したが犯人の特定には至らなかったという。「物的証拠がなければ、コカインが発見された前庭を通過した数百人の中から、捜査の対象となる人物を特定することはできない」と述べた。
調査の終了を受けて、一部共和党議員からは「シークレットサービスには非常に失望した」「隠蔽工作だ。ばかげている」などと批判する声が上がっている。
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