[ベンガルール 3日 ロイター] – インドの自動車メーカー各社が発表した6月の乗用車販売は、新モデルの需要を背景に増加した。高級二輪車メーカーも都市部の安定した需要で販売が拡大した。
自動車最大手のマルチ・スズキ・インディアの6月の国内乗用車販売は前年比8.5%増の13万3027台。
多目的自動車(UV)の販売が引き続き好調で、スポーツ用多目的車(SUV)大手マヒンドラ・アンド・マヒンドラのSUV販売は22%増。マルチ・スズキのUV販売は前年比で2倍以上に増加した。
アナリストによると、供給網の問題が改善したことも乗用車販売の支援要因となったが、供給網の問題が完全に解消されたわけではないという。モティラル・オズワルのアナリストによると、大半のSUVモデルは約2カ月待ちの状態。
アイシャー・モーターズの二輪車「ロイヤル・エンフィールド」の販売は約26%増。バジャジ・オートの国内二輪車販売は33%増。都市部の需要と供給網の制約緩和が寄与した。
一方、農村部に顧客が多いヒーロー・モトコープは国内販売が9%近く減少。農村市場の回復が遅れているほか、昨年の祝祭シーズンが早かったことに伴うベース効果が響いた。
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