[東京 19日 ロイター] – 松野博一官房長官は19日午後の会見で、中国海軍の測量艦が鹿児島県屋久島と口永良部島周辺の日本領海内を航行したと述べた。これに対し、日本政府は外交をルートを通じ、強い懸念を表明したと説明した。
松野官房長官によると、中国の測量船が領海内を航行したのは19日午前6時から10時の間。
また、空母を含む中国海軍の艦船5隻が沖縄本島と宮古島の間を通過して太平洋上に南下し、艦載機の離発着訓練を行ったことを確認したと述べた。
艦載機の飛行に関しては、航空自衛隊の戦闘機を緊急発進させるなどの対応を取ったとした。
その上で中国軍の活動活発化に対し、日本政府として「関心表明を行っている」と述べた。
さらに近年の中国軍による日本周辺での活動活発化に言及し、5月にも太平洋上で空母艦載機による離発着を300回超行っており「空母等の運用能力や遠方での作戦遂行能力の向上を意図している可能性がある」と指摘した。
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