松野官房長官は4日、北朝鮮のミサイル発射に関する緊急会見で、北朝鮮の弾道ミサイルが東北地方上空を通過したと発表した。北朝鮮によるミサイル発射は今年に入って23回目となる。
松野氏によると午前7時22分ごろ、北朝鮮内陸部から弾道ミサイル1発を東方向に発射し、東北地方上空を通過した後、太平洋上の日本の排他的経済水域外(EEZ)に落下したものと推定されるという。
さらに「落下物等による被害がないかの確認、情報収集、分析の徹底、関係国との連携を指示した」と加えた。直ちに国家安全保障会議(NSC)を開催し、情報の集約、分析を行う。
ミサイル発射に伴い、政府は北海道と東京都の島しょ部を対象に避難を呼びかけた。海上保安庁は防衛省の情報として、北朝鮮から弾道ミサイルの可能性があるものが発射されたと発表した。
韓国軍によれば、北朝鮮は同国北部の慈江道舞坪里付近から東に向けて、中距離弾道ミサイルを発射したという。米軍と共に飛行距離や高度などを分析するとした。
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