[横須賀 28日 ロイター] – ハリス米副大統領は28日、米海軍横須賀基地で演説し、中国の南シナ海や台湾海峡における行動を非難、「中国は国際ルールに基づく秩序の重要な要素を損なっている」と述べた。
副大統領は「中国は軍事力や経済力を誇示し、近隣諸国を威圧している。東シナ海や南シナ海で不穏な動きをし、最近は台湾海峡で挑発行為が見られる」と指摘。この地域で米軍は「臆することなく、恐れることなく」活動を続けていくとした。
その上で「いかなる一方的な現状変更にも反対し続ける」とし「われわれの長年の政策に沿って台湾の自衛を支持し続ける。台湾は活気ある民主主義体制で、テクノロジーから健康まで幅広い分野で世界に貢献している。米国は今後も非公式の関係を深めていくだろう」と述べた。
バイデン大統領は18日、台湾が攻撃された場合は米軍が防衛すると明言していた。
一方、中国外務省の汪文斌報道官は定例記者会見で、米国は「一つの中国」政策に立ち返り、「全ての台湾分離主義的な活動に反対することを明確にする」必要があると述べた。
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