米空軍は20日、最新鋭のステルス爆撃機「B-21」を12月第1週に初公開すると発表した。B-21は長距離飛行が可能な戦略爆撃機であり、米空軍は現在運用中のB-1とB-2に取って代わる機体として100機の導入を計画している。
除幕式はB-21爆撃機の開発・製造を担うノースロップ・グラマン社の製造工場があるカリフォルニア州パームデールで行われる。米空軍参謀総長のチャールズ・ブラウン・ジュニア大将は「B-21の除幕式は米国そして米空軍にとって歴史的な瞬間となるだろう」と語った。
米空軍は現在、B-52、B-1、B-2の3種類の爆撃機を運用している。B-21は導入後、退役する見通しとなるB-1とB-2を徐々に置き換え、1955年から運用しているB-52とともに米空軍爆撃機部隊の中核を成す。
チャールズ・ブラウン参謀総長は「挑戦相手の迫りくる脅威に対応すべく、米空軍は絶えず近代化する必要がある。B-21は、非常に激しい環境下での作戦において、手強い戦闘能力を提供するだろう」と強調した。
B-21爆撃機は除幕式後、専門家からなるチームによる一連の性能試験を受ける予定。
ノースロップ・グラマン社は21日付のリリースによれば、最初の飛行日は地上試験の結果に基づいて決定する。パームデール施設では6機のB-21テスト機が組み立てられているという。
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