浜田靖一防衛相は8日、インドのシン国防相と対面で会談を行った。中国が武力を背景に海洋進出するなか、インドとの防衛協力を深化することを確認し、武力による現状変更に反対することで一致した。
今年は日印国交樹立70周年の節目となる。両大臣は、初となる戦闘機共同訓練の実施に向けた調整が進んでいることを歓迎した。防衛装備・技術協力についても、引き続き連携していくことを確認した。
日米豪印の共同訓練「マラバール」が2年連続で実施されるなど、多国間の防衛協力は活発化している。会談では、「自由で開かれたインド太平洋」の維持・強化に資する多国間の取組を推進していくことで一致した。
地域情勢についても意見交換を行い、武力による威嚇または武力の行使による一方的な現状変更の試みに反対すると強調した。
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