フェイスブックやインスタグラムを運営する米IT大手メタは5日、同プラットフォームからデータを違法に抽出したとして、中国ハイテク企業の米国子会社を提訴した。
メタによると、中国国営企業の米国子会社オクトパスは、プラットフォームからメールアドレス、電話番号といった情報を自動で抽出できるようなサービスやソフトウェアを販売していたという。
メタは自動化されたソフトウェアを利用し、フェイスブック上のデータを無断で取得した場合は、規約違反になるとしている。さらにデジタルプラットフォームに著作権保護を拡大した1998年の法律「デジタル・ミレニアム著作権法」にも違反していると主張した。
中国企業は「国家情報法」や「サイバーセキュリティ法」の規定により、中国当局から要請がある場合にはデータの提供などに応じることが義務付けられており、米国ユーザーの情報が当局にわたる懸念もある。
メタはまた、35万人以上のインスタグラムのプロフィールを抽出したとして、トルコ国籍のエクレム・アテス被告も提訴している。
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