[北京 12日 ロイター] – 中国南西部・重慶市の空港で12日、チベット航空の旅客機が離陸を中止した後、炎上した。同社によると、乗客113人・乗員9人は全員脱出した。死者は出ず、負傷者も軽傷という。
中国民用航空局(CAAC)によると、脱出の際に36人が打撲や捻挫などの軽傷を負い、病院に搬送された。操縦士が異常に気付いて離陸を断念し、航空機は滑走路から外れて炎上した。
ソーシャルメディアに投稿された未確認の動画では、乗客乗員が避難する中、機体の左側から煙と炎が立ち上がる様子がうかがえる。
この旅客機は欧州航空機大手エアバスの「A319」。
エアバスは事故に関する報道を認識しており、状況の把握に尽力しているとした。
チベット航空は中国国際航空の子会社。
中国では3月に南部の広西チワン族自治区で中国東方航空の旅客機が墜落し、乗客乗員132人全員が死亡する事故が起きた。
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