米製薬大手ファイザーのアルバート・ブーラ最高経営責任者(CEO)は中共ウイルス(新型コロナ)のワクチンについて、4回目接種が必要になるとの見解を示した。今後も感染症の収束の見通しがつかないとし、年1回のワクチン接種が必要になると付け加えた。
ブーラ氏は13日、米CBSテレビの番組に出演した。ファイザー製のワクチン接種は入院や死亡率を下げることができるとの認識を示しつつ「ワクチンの予防効果は長く続かない」とし、4回目接種が必要になると語った。
ファイザーはあらゆる変異株に対応し、予防効果が少なくとも1年間続くワクチンの開発も進めているとも説明。米国で進むマスク着用やワクチンパスポート規制の撤廃には言及しなかった。
ファイザーが2月に発表した21年12月期決算によれば、売上高は前年比95%増の約810億ドルで、このうち半分弱の368億ドルがワクチン関連だという。また、22年12月期には売上高が980億~1020億ドルになるとの見通しを示した。
米国の中共ウイルス感染者数と死者数は共に減少傾向にある。ロイターによると13日現在、米国での感染者数は1日平均3万5413人で、ピークだった1月15日の4%になる。いっぽう、デルタ株とオミクロン株の特徴を併せ持つ変異株「デルタクロン」の感染が確認されている。
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