米衛星画像会社マクサー・テクノロジーズのスポークスマンは10日、ウクライナの首都キエフ北西に位置するアントノフ空港付近で確認されていた全長64キロに及ぶロシア軍車列の大部分は分散し、再配置されたと発表した。
同社はキエフの現地時間10日午前、衛星写真を公開した。
スポークスマンによると、現在アントノフ空港近くの町でロシア軍の装甲部隊が行動している様子が確認できたが、装甲部隊の一部の兵士はキエフ北部にある町、ルビャンカの森林などに再配置された。この地域ではロシア軍の牽引式榴弾砲が配備されている。
同社は2月末、ロシア軍の兵士や燃料を輸送するトラックや装甲車などから構成する車列を写した写真を公開した。
英国防省は今月3日、同車列が3日間ほとんど前進していないと発表。兵站や軍事装備の故障などが原因だとの見方が上がっていた。
(翻訳編集・張哲)
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