[東京 12日 ロイター] – 岸田文雄首相は12日、外国人の新規入国を原則禁じた新型コロナウイルスの水際対策を見直す考えを表明した。現在の水際対策は2月末までが期限で、経済界などから緩和を求める声が挙がっていた。
岸田首相は東京・羽田空港のワクチン接種会場を視察した後、「緩和に向けた検討を進めていきたい」と記者団に語った。変異株に対する科学的な知見が蓄積されてきたこと、国内外の感染状況、各国の水際対策の変容などを総合的に勘案したとし、「タイミングについても変化の中でどうあるべきか検討したい」と述べた。
また、緊張が高まっているウクライナ情勢について「予断を許さない状況にあると認識している」とした上で、「状況の変化に応じて適切に対応していきたい」と語った。
日本政府は11日、ウクライナの危険情報を最高度の4に引き上げ、滞在する日本人に直ちに退避するよう勧告した。
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