[モスクワ 12日 ロイター] – ドイツのパイプライン管理会社ガスケードのデータによると、ロシア産天然ガスを欧州に輸送するパイプライン「ヤマル・ヨーロッパ」の流れが12日も東向きに「逆流」している。逆流は23日連続。
同パイプラインは12月21日以降ドイツからポーランドに向けて流れており、欧州のガス価格を上昇させる圧力となっている。このパイプラインはロシアの欧州・トルコ向け通常年間ガス輸出の約6分の1を占める。
ドイツとポーランドの国境沿いのムルナウにある計測地点のデータによると、東向きの流量は870万キロワット時と、今週初めの700万キロワット時から拡大。12月に期近のハブ価格が最高値となった後、ガスの買い手が貯蔵分への依存度を高めていることを示している。
ガスの流れがいつドイツ方面へ転換するかは不明だが、ロシアのガスプロム関係者は月内のどこかの時点と予想した。
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