[ジャカルタ 14日 ロイター] – ブリンケン米国務長官は14日、自由で開かれたインド太平洋を推進し、域内のパートナーと同盟関係や防衛・情報能力を深めると述べた。
インドネシア訪問中に大学で講演し、インド太平洋を強制や脅迫のない状態に保つことの重要性を強調。米国および南シナ海の領有権を主張する諸国はいかなる不法行為にも反対だとし、中国を暗に批判した。
長官は「同盟国やパートナーと協力して、数十年にわたって共に築いてきたルールに基づく秩序を守り、この地域をオープンでアクセスしやすい状態に維持する」と語った。「ルールに基づく秩序を守ることの目的は、特定の国を抑止することではない。むしろ、全ての国が強制や脅迫から解放され、自らの道を選択する権利を守ることだ」とした。
ブリンケン氏は、今年1月のバイデン大統領就任後初めて東南アジアを訪問している。今週、マレーシアとタイを訪れる予定。
中国外務省の報道官は定例会見で、ブリンケン氏の発言について、米国は地域の協力を促進すべきであり、「イデオロギー上の分断線を引くべきではない」と述べた。
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