アニスピホールディングス社は10月4日から6日にかけて、「空き家問題」の実態調査を実施した。調査対象は40代~70代の空き家所有者の108人だった。過半数の人が「活用したい」との意欲を示した。
調査結果によると、所有中の空き家を「活用している」との回答が35.2%で、「活用していない」は61.1%で、「わからない」と答えたのは3.7%。
「活用している」と回答した所有者の中で、「賃貸物件としての活用」(52.6%)と「物置としての活用」(44.7%)が上位2位を示している。
所有中の空き家をこのまま空き家として放置しておくことに、「どのような課題を感じているのか」との質問に対して、「建物の管理・維持のためのコスト」(69.7%)と「固定資産税などのコスト」(63.6%)、「不法侵入など治安面の課題」(45.5%)が上位に上がっている。
また、所有者の過半数は空き家の「収益」と「社会貢献」を考えている。その活用方法として、52.8%の方が「障害者用グループホームへの活用」に関心を持っており、「収益」や「社会貢献」になるからなどの理由を挙げている。
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