国境問題で中印対立が続くなか、インドは現地時間27日午後7時50分ごろ、東岸沖のアブドゥル・カラム島で核弾頭を搭載可能な大陸間弾道ミサイル「アグニ5(Agni-5)」の発射実験を行った。インド政府は、ミサイルは「非常に高い精度」で、ベンガル湾の目標に命中し、実験は成功したと発表した。
インド国防省は28日の声明で、同ミサイルの発射実験は「『(核兵器の)先制不使用』方針を支える、『信頼できる最小限の抑止』を保持するというインドの国策に沿っている」と強調。
同国メディア「ヒンドゥー(The Hindu)」は27日、アグニ5の「射程距離は5000キロで非常に高い精度で標的を攻撃できるため、中国のほとんどの地域に到達できる」とし、中国当局をけん制する意図があると示唆した。
(翻訳編集・張哲)
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