海自最新鋭潜水艦「はくげい」進水 23年に就役見込み

2021/10/14
更新: 2021/10/14

海上自衛隊潜水艦の命名・進水式が14日、川崎重工業の神戸工場で行われた。潜水艦は「はくげい」と命名された。

「はくげい」はたいげい型潜水艦の2番艦。名称は、白いマッコウクジラを意味する。式典には呉地方総監の園田直紀(そのだ・なおき)海将が参加した。

 

「はくげい」はディーゼル電気推進方式の通常動力型潜水艦で、全長84.0m、幅9.1m、深さ10.4m、基準排水量3000t。そうりゅう型を超える海上自衛隊最大の潜水艦だ。現在、年一隻のペースで建造が勧められている。

防衛省は、「たいげい型潜水艦は現有のそうりゅう型潜水艦に比べ探知性能や被探知防止性能が向上した潜水艦」と紹介。「引き続き我が国周辺海域における情報収集・警戒監視を強化してまいります」とその心構えを表した。

進水後、各種試験や内装を整え、2023年3月に就役する予定だ。

潜水艦「はくげい」の命名書(海上自衛隊提供)

(王文亮)