[東京 9日 ロイター] – 菅義偉首相は9日、新型コロナウイルス感染対策本部後の記者会見で、「衆院解散は一つの考えとして、さまざまなシミュレーションを行ったのは事実」と明らかにした。自民党の総裁選挙でどの候補を支持するかについては、告示された時点で判断すると述べるにとどめた。
また、「コロナ対策と多くの公務を抱えながら総裁選挙を戦うことはとてつもないエネルギーがいる」と述べ、12日の緊急事態宣言解除が難しいと覚悟するにつれてコロナ対策に専念すべきと考えたと、自身が不出馬を決めた経緯を説明した。
10─11月にも実施される衆院選には、これまで通り神奈川2区から出馬するとの考えを明らかにした。