ロックダウン、ワクチンパスポートに反対 欧州各地でデモ

2021/07/27
更新: 2021/07/27

7月24日、ヨーロッパ各地でロックダウンワクチンパスポートに反対するデモが行われた。

映像やニュース報道によると、デモが行われたのはロンドン、ダブリン、パリ、ローマ、アテネなどで、参加者は数千人から10万人超えと各地の規模はさまざま。

最も緊迫したのはパリ中心部で、機動隊が催涙ガスを発射するなど衝突が発生した。ロイター通信の報道によると、フランスの内務省は、24日のデモ参加者は約16万人で、前週の11万4千人から大幅に増加したと発表した。

 

フランスではワクチンパスポートや医療従事者へのワクチン接種の義務化が議会で審議されている。パスポート制度は、レストランなどの公共の場に入る際に、ワクチン接種証明書または検査の陰性結果の提示を義務付けるものだ。

デモに参加したエンジニアのAyoub Bouglia氏はAP通信に対し、「フランス国民が決断するまで少し待つ必要がある」と述べ、「フランスの一部の人々にとって、これは不本意なこと。恐喝や脅迫は通用しないと思う」と語った。

2021年7月24日フランス・パリ。新型コロナに関する規制に抗議するデモ参加者たち(Benoit Tessier /Reuters)

ネットに公開された動画や写真によると、7月24日には数千人のデモ参加者がローマ、ナポリ、ヴェローナ、ミラノに集まった。ロンドンでもワクチンパスポートやロックダウンに反対する大規模なデモが行われた。

ドイチェ・ヴェレの報道によると、アテネ中心部にあるギリシャ議会に約4千人が集まり、ワクチン接種の義務化に抗議した。ギリシャ当局は一部のデモ参加者に催涙ガスを使用したという。

 

(翻訳編集・郭丹丹)