米大統領選挙の民主党候補、ジョー・バイデン氏は12月21日、米製薬大手ファイザーの中共ウイルス(新型コロナウイルス)ワクチンの1回目を接種した。米メディアは、同氏の接種の様子をテレビで生中継した。
米CNBCによると、バイデン氏はデラウェア州のクリスティアナ・ケア病院(Christiana Care Hospital)で接種した際、「心配することはない。2回目の接種を期待する」と述べた。ジル夫人もこの日、ワクチンを接種した。
バイデン氏は接種を受けた後、トランプ政権について「ワープ・スピード作戦でワクチン(の早期供給)を実現したことは称賛に値する」と述べた。
また、同氏は中共ウイルスの感染拡大を防ぐために、米国民に対して不要不急の旅行計画をキャンセルし、マスクを着用するよう求めた。
民主党副大統領候補のカマラ・ハリス上院議員と夫のダグラス・エムホフ氏は来週ワクチンを接種するという。
一方、トランプ大統領は10月、中共ウイルスに感染したため、ワクチンの接種を受けていない。この理由について、米公衆衛生局のジェローム・アダムス長官は20日、米メディアの取材に対して、大統領が最近モノクローナル抗体(monoclonal antibodies)の治療を受けたためだと説明した。
ペンス副大統領はすでに18日、ワクチンを接種した。
(編集・張哲)