中国軍の軍人はこのほど欧州に亡命した後、中国の秘密の生物武器計画に関する情報を欧米の情報当局に提供したことがわかった。米紙ワシントン・タイムズが9月16日伝えた。
同報道は、情報筋の話として、この軍人は中国から脱出し欧州に入ったと明らかにした。現在、欧州連合(EU)の国家安全当局の保護を受けている。同紙は、同軍人は米国に亡命した香港大学の女性ウイルス研究者、閆麗夢博士に続き「2人目の亡命者」だとした。
また、同報道によると、同亡命者は「中国当局のスパイはすでに米政府内部に浸透した。CIA(米中央情報局)や他の西側各国の情報当局への協力は慎重にならざるを得ない」と述べた。しかし、亡命者はすでに米政府に対して、中国側の生物武器計画に関する一部の情報を知らせた。
米国務省は、武器コンプライアンス(arms compliance)に関する最新報告書を発表し、「中国の軍事医療機関が研究・開発したウイルスに対して、コンプライアンス上の懸念がある。このような研究開発は、二重使用の可能性があり、生物的脅威(生物兵器)としての可能性があるためだ」との認識を示した。
一方、閆麗夢博士はこのほど、亡命後初めての中共ウイルス(新型コロナウイルス)に関する論文を公開した。論文は、中国当局が意図的に中共ウイルスを作成して放出したと主張した。同ウイルスは自然的進化ではなく、中国軍の実験室で「複雑な改造」を通して作られたものだとした。
(翻訳編集・張哲)
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