湖北省孝感市で14日、1歳6カ月の男児が自宅で死亡したことがわかった。死因は餓死だと見られ、すでに死後数日が経っていたという。
近くの住民がソーシャルメディアに書き込んだ情報によると、男児は母親との二人暮しで、母親には精神障害がある。同日午後、母親が自宅を出て見知らぬ住民から食料を奪ったため、政府幹部が自宅を訪れたところ、男児の遺体を発見したという。
孝感市は同省内でも中共肺炎(武漢肺炎とも呼ぶ)の感染拡大が深刻な地域で、1月24日に街全体が封鎖された。政府は地域ごとに食材や生活用品をまとめ買いし、宅配している。住民らの書き込みによると、男児の自宅には食材が届いていなかったという。
同地域を管理する政府部門は住民への一斉送信メッセージで、「複数回、野菜、果物、米とミルクを配達した」と弁明し、「噂を信じないように」と呼びかけたが、住民らは「責任逃れ」と批判した。
同省黄岡市でも1月29日、脳性麻痺の少年(16)が自宅で死亡した。少年を介助していた父親が中共肺炎に感染した疑いで隔離されており、1週間の間、少年は十分な食事を与えられていなかったという。
(翻訳編集・李沐恩)
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