米トランプ政権の国家経済委員会ラリー・クドロー(Larry Kudlow)委員長は2月13日、新型肺炎COVID19の蔓延する中国が、世界保健機関(WHO)調査団の中に米国の専門家たちを組み入れることを拒んだことに「がっかりだ」と述べた。大統領府で記者団に答えた。
米国は、米国疾病予防管理センター(CDC)の専門家を派遣することを中国に提案していた。「米国で最も聡明な人々を送る計画は、アジール保健長官と大統領がオーバル・オフィス(大統領執務室)で会議した結果と推測する」「公衆衛生チームの一部の専門家たちはかなり失望している」と述べた。
クドロー委員長はまた、中国から発信された感染情報について「透明性を欠いている」とし、「少し失望している」と話した。
トランプ米大統領は、中国の習近平国家主席との電話会談で、中国の感染拡大への対応策を支持すると述べた。しかし、クドロー委員長は、未解決問題が多く、中国が両国間で合意した「公開性」に関する協力の兆しは見えないと述べた。
「国連とWHOが協力してくれることを望んでいるが、中国は私たちに許可を出さなかった。動機は分からない。私たちがただ知っているのは、多くの人々が苦難の中にいるということだ」
同日、米メディアCNBCは、米行政当局の高官の話として、「米国は中国からの(ウイルスに関する)情報には高い信頼を置いていない」と伝えた。この当局者はまた、中国が米国からの援助要請を拒否し続けていることにも言及した。
(翻訳編集・佐渡道世)
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