<香港デモ>大学生ら政府機関前で座り込み開始

2019/06/21
更新: 2019/06/21

香港の大学生らは21日午前7時から、政府機関の前で抗議活動を始めた。各大学の学生会は20日夜、合同記者会見を行い、香港政府が同日午後5時までに、容疑者の本土移送を可能にする「逃亡犯条例改正案の撤回などの4つの要求に回答しなかったため、21日の政府機関包囲を開催すると発表した

現地時間21日午前10時40分現在、黒いTシャツを着た学生約1000人は、香港島・金鍾(アドミラリティ)にある政府総部の庁舎前に集まり、座り込みを行っている。一部は前日深夜から、庁舎前で座り込みを始めた。

学生会と民主派団体は政府に対して、改正案の完全撤回、12日の抗議を「暴動だ」とした長官の発言の撤回、拘束された市民の釈放、武力鎮圧の責任追究を求めている。

また、ネットユーザーによって構成された8つの団体は、非協力運動を展開するとの声明を出した。

香港政府は、21日から政府機関を一時閉鎖すると発表した。

政府総部前に座り込む学生ら(李逸/大紀元)
12日の武力鎮圧を抗議する香港市民(李逸/大紀元)
一部の学生らは20日深夜から、政府総部の前で抗議活動を始めた(李逸/大紀元)
香港の大学生らは21日午前7時から、黒いTシャツをまとい、香港島・金鍾(アドミラリティ)にある政府総部の庁舎前に集まり座り込みを始めた(李逸/大紀元)

(翻訳編集・張哲)